矢内綾乃(やないあやの)~格言・名言集~

東京で働く女性経営者。偉人,事業家,芸能人などの格言・名言を紹介します。

チキン・リトル [格言]

「いやだ」という気持ちに惑わされない

 「••••••はいやだ」という気持ちにばかりとらわれていて、本当に自分がやりたいこと、ほしいものを忘れてしまっている人たちを見るたび、私は「ああ、この人たちの頭の中ではずいぶん騒音がひどいのだな」と思う。チキン・リトルが頭のなかを占領していて、「空が落ちてくる! トイレがこわれる!」と叫び回っているのだ。だから、自分のやりたくないことをやらなくてすむ方法をとる。だが、そのために支払われる代価は大きい。人生で自分が最も得たいと思っているものが得られないかもしれないのだから。チキン・リトルは分析をしないで心の扉を閉める。

 金持ち父さんは人のなかに巣食うチキン・リトルへの対処法を教えてくれた。それは「ケンタッキー・フライド・チキンの創業者カーネル・サンダースがやったことをやりさえすればいい」というものだった。サンダースは六十六歳のときに事業に失敗し生活保護を受けるようになった。しかし、それだけでは生活はやっていけなかった。そこで、自分が考え出したフライド・チキンの作り方をだれかに買ってもらおうと全国を回った。そして、千九回断られ、やっと千十回目に買ってくれる人を見つけた。その結果、サンダースはたいていの人が引退生活に入る頃になって大富豪への道を歩み出した。「彼は勇気と根気を持っていた」ー金持ち父さんはサンダースについてそう言っていた。

 つまり、疑いの気持ちが頭をもたげ、臆病風が吹いてきたなと思ったら、カーネル・サンダースかまやった通りのことをすればいいのだ。サンダースはチキン・リトルをから揚げにして、それを商売にしてしまったのだから!

出典:金持ち父さん貧乏父さんf:id:ayano_kakugen:20220302065347j:plain