マザーテレサになりたいと願った。
それは聖人君子の考え方を大事にしていたからではなく、むしろ許せないことがたくさんあったから。
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多くの人は病んでいます。
自分がまったく愛されていない
関心を持たれていない
いなくてもいい人間なんだと、、、。
人間にとっていちばんひどい病気は
だれからも必要とされていないと感じることです。
人は一切れのパンではなく
愛に、小さなほほえみに
飢えているのです。
だれからも受け入れられず
だれからも愛されず
必要とされないという悲しみ
これこそほんとうの飢えなのです。
愛を与え
愛を受け取ることを知らない人は
貧しい人のなかでも、もっとも貧しい人です。
ごうまんで
利己的になることは
いともたやすいことです。
でもわたしたちは
もっとすばらしいことのために
つくられているのです。
わたしたちのすることは
大海のたった一滴の水に
すぎないかもしれません。
でも
その一滴の水が集まって
大海となるのです。
貧困をつくるのは、神ではなく
わたしたち人間です。
わたしたちが
分かちあわないからです。
まず知りあうこと
知りあえば
お互いに愛しあうようになるでしょう。
互いに愛しあえば
支えあうようになるでしょう。
もしほんとうに愛したいと願うなら
ゆるすことを知らなければなりません。
憎しみのあるところに愛を
罪のあるところにゆるしを
争いのあるところに一致を
誤りのあるところに真理を
疑いのあるところに信仰を
絶望のあるところに希望を
闇のあるところに光を
悲しみのあるところに喜びを
慰められるよりも慰められることを
理解されるよりも理解することを
愛されるよりは愛することを
マザーテレサ